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ドライブレコーダーの意義、事故原因の有力な証拠となる場合も

皆さんは自分の車にドライブレコーダーを付けていますか。

運転をする方には、任意保険に加入するのと同様に、必ず付けることをお勧めします。

当事務所が過去に扱った事件で、「どちらが信号無視をしたか」、「どちらが道の中央に寄ってきて接触事故が起きたのか」、「一旦停止をしたか否か」が争いになることがありました。真実が一つだとすれば、当事者の一方は嘘をついているか、勘違いしていることになります。

 このような争いが裁判になった場合、裁判所は必ずしも原告または被告のいずれ一方の言い分が正しいと判断して、判決を下すのではありません。分からないまま判決や和解で終わることも多数あります。

自分が正しいので、裁判所はきっと自分の味方をしてくれるというのは残念ながら誤りです。裁判所は証拠に基づいて判決を下します。

交通事故の事案で、自分は正しいのに、自分が正しいと証明する証拠がないので数十万円の修理費が自己負担になるというのは容易に起こる現実です。

しかし、ドライブレコーダーを設置し、正常に機能していれば、全てではありませんが多くの場合で事故原因の有力な証拠となり、裁判で事故当時の事実関係が争いになることを防止することができます。

近年、ドライブレコーダーのおかげで裁判とならず、示談で解決できる事案も増えています。事実関係に争いがなければ、示談交渉は過失割合や損害の金額等の交渉に絞られます。裁判という余計な紛争に巻き込まれないようにするためにもドライブレコーダーを付けましょう。

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